がんばるお嬢様。

我が家のお嬢様の奮闘記と我が家的わんこ感。

後肢について考えた(2)。「車椅子」という道具の力を借りる。

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足、いたくないよ~♪ と言ってそうな笑顔。
思う方向になかなか動けなかったけど、それでも終始ご機嫌さんだった(^^)


この顔を見たとき、もう立っている時に随分こんなに嬉しそうな顔を見ていなかった事に気がついた。 
これだけで、もう車椅子のお世話になる価値は十分にある、そう思えた。

わんこの足の事については悩まれている方はきっと多いと思う。
お嬢の場合、まだなんとか自力で立てるし、移動出来る状態ではあるけど、現在支えている左後脚の膝にも負担が掛かっていて、恐らく痛みがあるはず。病気で体力も落ち、筋力も落ちている。その足で立つのはやっぱり辛いよね。

先の記事にも書きましたが、お嬢は後肢左右の股関節の骨頭切除を行っています。
小型の場合、筋肉で補えるということで、足と腰をつなぐためのサポートする金具等は入れていません。要は足と腰は繋がってない。筋肉頼みな訳です。
けれど、病気で辛い、しんどい、寝てばかり。年齢を考えてもそうなるのは当然なんですが、そうなると筋力が落ちる。ウチの場合は特に膝の痛みがかなり強いから、出来るだけ立ちたくない。それがここ1~2年顕著に出てきていました。
しかし、こうなると使わない筋肉は衰える。筋肉が衰える、ということは、股関節を支えている物がなくなる事を意味するので(無くなるわけじゃないですけど、正位置に留める力が弱くなる)、後脚の付け根の位置がそもそもずれやすくなる。
そして、付け根のずれは膝へも影響し、負担がかかる、掛かった状態がくせになって毎日を少なからず無理を強いてる状態になる。・・・そりゃ膝も悪くなりますね;;

車椅子を使う=動く足も使わなくなる という事がなんとなく頭にあって、筋力の低下を少しでも防ぎたい事もあり、ぎりぎりまで、と思っていたのですが、今回この判断は間違っていたと痛感しました。

というのも、現在お嬢がお借りしている車椅子はK-9Carts社製のものの既製品ですが、こちらはそもそもがリハビリの為に作られたものなんだそう。
リハビリ、なんです。弱い所をサポートしつつ、元ある状態に戻す・近づける為の補助とする位置づけなんです。

お嬢の場合、右足は膝の痛みがきつすぎて足は地に着かない事が多い(使わない)。けれど、左は痛いながらも今なお使って支えて立ち上がる事をしているんです。これが使えなくなってしまったら、本当に立てない・・・。
でも、今の車椅子ではその左足、使ってます。
痛み、辛さを補助しつつ、歩行出来るようになっているんです。(もちろん、両足使えなくなったときでもそのまま使用は出来る) 左後ろ脚、ちゃんと地に着けて、蹴って動こうとします(が、力が元々弱くてどうも前進力に足りないのか、後退や回転してしまう)。

身体を正しく車椅子に乗せてあげれば、左足に掛かっていた負担は車椅子が受けてくれる。なので、痛みも相当軽減されて、立っているのも辛くない。・・・そりゃ、笑顔にもなるよね(^^)
そう思うと、ここのところは本当にずっと辛かったんだと思います。

ただ、こういうのって、実際使ってみないとわからないし、説明受けたりしないとどうしても難しい。(その子にちゃんと合うようにセットしないといけない)
今では調べればわんこの車椅子も見つけることは出来るけど、そのほとんどがオーダーだし、第一扱っているお店自体本当に少ない。そして、いきなり買う、というのはお値段的にもなかなかにハードルが高い。だって、作った、届いた、うまく使えなかった、というケースもあるはずですもんね;;

我が家は大阪在住ですが、今回力を借りたお店は車を使って高速で1時間ほど掛かる場所なんです。
お店の方はとても丁寧に、親身になって、お嬢の様子を見ながら調整をして、しっかり試乗をさせてくださいました。(散歩行ってきますか?って言ってくださったんですが、そのとき雨が~;;)
高さや幅なんかの調整は個体差があるので、どうしても難しい。私達ははじめてだし。
その点を全てお店で補って頂きました。
実際、お店の方も来て頂けるなら来て欲しいんです、とおっしゃっていました。でも、お店に足を運べる方はきっとほんのわずかでしょう。
それを思うと、私達は行こうと思って、すぐ電話をして、運良くお店側との都合もうまくあってその日のうちにうかがえた。そう出来る事自体、ありがたいことなんだと思いました。

そして、この日まで積極的に自分から立って動いてとあまりしたがらなかったお嬢が、かなり車椅子がない状態でも動きが活発になりました。(足はもちろん痛いし、見ていてハラハラする状態にもかかわらず)
動きが活発になる、という事は身体の全てを使うので、体力も使う。お腹もすくんですよね。このあたりから急激に食べる量も増え、催促も多くなっています。
寝るのも、あまり深く眠らず、うとうとを繰り返しているような事が多かったのに、ぐっすり眠る事も増えてきています。
ちょっと、正直驚くくらいの様子の違い・・・。こんなに変わるの??だってまだロクに車椅子で歩けてないよ?今はまだほぼ乗ってるだけに近い状態なんだよ??
目の力も、表情も、若かった頃、元気だった頃のお嬢のそれになってきているし、笑う事、嬉しそうな事が本当に多くなってる。まだ車椅子をお借りして3日しか経ってないのに。

元はカート散歩をしたときの嬉しそうな彼女を見た事から私も考えが変わってきているのかもしれないのですが、相方氏もその変化には驚いています。
良いタイミングで病院の先生のアドバイスがあったのも助けになりました。
調べておいて良かった、行って良かった。たった3日でもそう思えています。

まだうまく使いこなせていない状態でもお嬢に関してはこれほどの変化。
彼女にはとても”助け”になる道具であることは間違いないでしょう。
お嬢自身にもそうですが、彼女の介護をする上でも、多くを助けてくれる道具は今の時代には増えています。試せる物は試して、使える物は積極的に使う。それで本犬の生活も家族の生活も質の向上を狙えるのであれば、その出費は必要なものだと思います。
なんでも使えばいい、というわけでは勿論ないけど。
上手に道具を使って、少しでも多くお嬢と一緒に笑顔で寄り添える時間を増やす。
今私達には一番必要な事だと感じています。
PCやスマホ、通信機器なんかもその道具のひとつ、ですね。現在の我が家では第一の道具かな?

今日も車椅子使おうね、お嬢。
少しでも思うように動けるといいね♪
そして、お腹がすいたらおやつを食べよう(^^)